努力値5700振り

ちょこっと逆張りVGC

【SVダブル レギュF】デバフ&状態異常+瞑想タケルライコ【PJCS2024第1回予選抜け】

 

 どうもconaです。PJCS2024第1回予選にて113位(24-6 1758)で予選抜けをすることができました。短めですが使用構築の記事となります。

1.構築経緯

 コンセプトはデバフ/毒/積みの3要素の相互シナジーとなっている。

 構築の始まりはサポートウガツホムラに注目したこと。遠吠えにはあまり魅力を感じなかったのでワイブレバクアの完全デバフ型に。ただこれはこれでこちらも倒されないが相手を倒せるわけではない「ただデバフをしているだけ」のターンが量産されることが気になる。そこで耐久型キラフロルで毒をバラまくことで「ただデバフをしているだけ」のターンにも価値をつけようという着想を得た。

 そのため当初はウガツホムラ+キラフロル / 積みポケモン@1の構想だったのだが、ランドロスやキラフロルがあまりに重い点を解決するため、一緒に取り組んでいるミゲルさんからアイデアを貰い、ウガツホムラ→ウネルミナモの変更を加える。しかしブリジュラスやモロバレルが厳しい点はどうしても解決できず、毒をバラまくコンセプト自体が崩壊しているのではということで一時解散の危機に陥った。

 しかしキラフロルではなく、毒を撒けない相手にも役割を持ちやすい毒毒モロバレルの採用によりギリギリコンセプトを保つ。ウガツホムラの不採用によりタイプ的にガオガエンを採用する枠ができたので、水+ガエンバレルの形が偶然にも形成される。

 デバフと相性の良い積みポケモンは当初より並行して色々試していたが、タケルライコが一番使っている期間が長く、最終的にもこのポケモンでないとダメだということになった。本来フェアリータイプに手が出にくい点、迅雷択に負け続けるとどうしても勝てない場合がある点を、毒の要素がある程度解決してくれるという相性の良さに味がある。

 補完枠にはデバフの効かないドドゲザンへの対策を考えるとウーラオスが自然ということになる。対ゴリランダーやモロバレルが気になった結果悪ウーラオスに、ハバユイキラフロルが厳しい点からチョッキ毒テラスとなった。

 最後にパオカイが厳しいのでハバタクカミ。タイプや物理特殊のバランス的にも丁度良かった。

 

2.個体解説

ウネルミナモ@ブーストエナジー(S) 

特性:古代活性 鋼テラスタル
205-92-112-146-124-155 (臆病 H244 B4 C4 D164 S92)
熱湯/ワイドブレイカー/バークアウト/守る

 役割は見たまんま。カミの攻撃含めかなり色々耐えてくれた。相手の水弱点ポケモンが勝手にテラを切ってくれることが多くて嬉しくなることが多い。

 

ガオガエン@オボンの実 

特性:威嚇 飛行テラスタル
202-135-123-x-143-75 (慎重 H252 B100 D156) S個体値20
フレアドライブ/猫だまし/すてゼリフ/挑発

 このパーティに限らず、基本的に調整はDに寄せたほうがいいと思っている。
 モロバレルがあまりに厳しかったため挑発。叩き落とすが欲しいシーンがなかったわけではないが、思ってたよりは困らなかった。

 

モロバレル@メンタルハーブ 

特性:再生力 水テラスタル
219-x-121-105-115-50 (図太い H236 B156 D116)
花粉団子/キノコの胞子/毒毒/怒りの粉

 当初は胞子切りの毒毒採用だったものの、流石に胞子は採用。普通に毒毒の5倍以上は選択している。はぁ。...とはいえ毒毒はちゃんと機能していたし、同じ構築を使いながらも育成ミスで毒毒→守るにしてしまったクロはしっかり苦しんでいた。
 前日まで悩みの種で相手のモロバレルを強く対策していたが、モロバレルの使用率と基本選出の汎用性を考慮し、ガオガエンの挑発に対策枠を移して怒りの粉を採用。おかげで相手のモロバレルがとんでもなくきつくなってしまったものの、悪い選択ではなかった。
 持ち物のメンタルハーブはガチキリン対策の挑発採用の煽りを受けないため。デバフ→状態異常→積みの流れを作る上で、このポケモンが挑発を受けて止まると何もできず負けに直結してしまう。

 

タケルライコ@食べ残し

特性:古代活性 妖テラスタル
232-x-128-187-112-96 (控え目 H252 B132 C100 D20 S4)
テラバースト/迅雷/瞑想/守る

 テラバーストはフェアリータイプに手が出ないことを防ぐためという1点に尽きる。それ以外では竜の波動が勝る場面があまりにも多い。このパーティは基本的にライコにテラスタルを切るのでその点でギリギリ成立した。迅雷切り10万ボルトも試したが流石にパワー不足を感じた。そもそもフェアリータイプに手が出なくても勝てるように毒のコンセプトがあったんですけどね......

 

ウーラオス悪@突撃チョッキ

特性:不可視の拳 毒テラスタル
180-198-121-x-109-118 (意地っ張り H36 A236 B4 D228 S4)
暗黒強打/インファイト/不意打ち/毒突き

 MVP。毒突きが非常に強力。

 

ハバタクカミ@妖精の羽 

特性:古代活性 妖テラスタル
140-x-93-176-156-188 (臆病 H76 B140 C164 D4 S124)
マジカルシャイン/ムーンフォース/シャドーボール/守る

 基本的に受けに回ることの多いこの構築では守るがないと運用できなそうな印象があったため、眼鏡はあまり選択肢になかった。妖精の羽ハバタクカミは若干パワーの低いポケモンではあるものの、ブーストエナジーが発動しない時点で相手は眼鏡だと誤認する可能性が高いため、出したターンの守るは必ず決まる確信が持てることがパワー不足を補うという感覚がある。

 

3.選出

 工夫の余地は多いが、基本的には以下のパターンから考えていた。

ミナモガエン→バレルライコ...コンセプト。一番多い。

ガエンバレル→ミナモライコ...バレルが自由に動けそうな場合は優先的にこちらにしていた。

ガエンウーラ→カミバレル...強い裏選出。パオカイやディンルー系統、壁など出す相手は多い。

ミナモウーラ→カミバレル...対雨ブリジュラスや寿司。ウーラオスのHP管理が難しい。

 

4.弱点

モロバレル

ランドロス

エンテイヒードランなど炎タイプ全般

トルネキラフロル

エルレイド

鉢巻悪ウーラオス

エルテラ

負けん気勝気

クリアチャーム

隠密マント

防塵ゴーグル

晴れ

等多数

 

5.感想

 一先ず去年に続き1回目の予選抜け、そして4年連続の予選抜けとなり嬉しい。......が構築を全然まとめられず完成を直前にしてしまったこと、その割に別に強い構築ではなかったこと、一緒に取り組んでいる人間を振り回してしまったことへの後悔が強い。構築があまり強くない割には、プレイング(と運)が良くて抜けられたな...と思っている部分もあるので、そこは自信にしつつ本戦はもうちょいうまくやりたいです。

 強い構築ができていたら一部有料公開で小銭を稼ぐつもりだったのですが、あまりに有料の価値もない構築だったので普通にブログに書きました。それでも良い記事だと思ってくれた方は投げ銭のつもりでyoutubeチャンネルに登録してくれると嬉しいです。主にコーチングや海外大会視聴などを通じて、理論的なポケモンの解説をしています。

www.youtube.com

 調整意図を書いてなかったり、色々雑に書いた部分が多いのでDM頂ければ質問答えます。ここまで読んで頂きありがとうございました。さようなら。

https://twitter.com/cona_5757