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【SVダブル レギュF】トルネ入りガエンバレルウーラ【PJCS2024本戦使用】

 どうも、conaです。PJCS2024本戦はダメでした。8-8になったタイミングで撤退。とはいえ折角頑張って取り組んで、なんにも形に残さないのも悲しいので、メモ程度に構築記事を残します。

構築経緯

 理由は色々あるが、2月ごろからトルネロスはずっと使いたいと思っていた。3月末の第3回予選もトルネロス+メタグロス構築(以下画像)を使って、難なく抜けラインまで上げられたため、本戦もその方向性で行こうと思っていたのだが、本戦が近づくにつれて練習でマッチングする食べ残し以外の型のライコ構築や、ミラーを意識した追い風構築が洗練されてくるのを感じ、直前にしてトルネロス自体に限界を感じ始める。

※基本選出はトルネグロス+ウーラアマージョ。にらみつけるトルネがおしゃれ

 それでもWolfe Glickが海外大会結果を残したパーティ()はトルネロスを採用しつつも、ランドロス/モロバレル/ハバタクカミというタケルライコに強い要素をしっかり押さえていて、「ライコに強いトルネ構築を使う」という自分の目標を満たせてくれそうな気がしたので試してみると、かなり手に馴染んだので心中する覚悟を決めた。「これ絶対Bo1向けじゃないよなぁ...」とは当然思いつつ......

 特に強いと思った要素がウーラガエン+ランドロスバレルの出し方で、水炎草でサイクルしつつ必要なタイミングでランドロスモロバレルを並べて勝つプランがサイクル重視のスタンに対して非常に強かった。そのためこの4体は固定しながらも残り2体は色々入れ替えて試していた。アレンジを加える必要を感じたのは、原案そのままだと追い風が厳しめのマッチアップで、日本の環境だと追い風系統と頻繁にあたることは容易に想像できたから。そのため主にパオジアン(氷の礫)やタケルライコを入り繰りして試行錯誤していたのだが、最終的にはオボントルネロス+HBに硬い耐性テラハバタクカミの採用により追い風に対して悪くない安定感を出せることに気付き、結局並び自体は原案に戻ることになった。

 

 

個体解説

ウーラオス水@拘りスカーフ

特性:不可視の拳 水テラスタル
179-198-121-x-87-141 (意地っ張り H28 A236 B4 D52 S188)
水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アクアジェット

・水ウーラオスから組み始めたというわけではないが、どのような型になるとしてもこのポケモンは入れた構築を使いたいと考えていた。それくらい強い認識。

・調整は硬くないハバタクカミは倒せるようにしたくAは198、Sは最低ラインの138+3、残りは適当に振り分けた。

 

ガオガエンゴツゴツメット

特性:威嚇 草テラスタル
202-136-123-x-132-90 (慎重 H252 A4 B100 D52 S76)
フレアドライブ/叩き落とす/猫だまし/捨てゼリフ

・原案は防塵ゴーグルだったが、Bo1環境でモロバレルを強く意識して弱い持ち物を使うのが嫌だったので、色々な持ち物(他に取られていたのでオボン以外)を試したところ、ゴツゴツメットがかなり感触が良かったので採用した。主に水ウーラオスやパオジアンへのダメージプランについて相手の認識違いを確信した行動がとれることが非常に強かった。かなりお気に入りの工夫ポイント。

・ゴツメ採用である以上なるべく水耐性テラスの中からテラスは選びたい。当初はドラゴンテラスだったが、ハバタクカミの処理が簡単でない構築で妖弱点になるのは流石によくないということで結局草テラスになった。後述のハバタクカミも同様にドラゴン→草テラの経緯をたどった。

 

ランドロス化身@命の珠

特性:力ずく 鋼テラスタル
173-x-116-167-102-153 (控え目 H68 B44 C132 D12 S252)
大地の力/ヘドロ爆弾/身代わり/守る

・身代わりは挑発の選択肢もあったが、身代わりが非常に強く、抜く気がしなかった。

・HBは鋼テラ時水テラ水流(災い水流)耐えライン。最低限の耐久があるという安心感はあったもののしっかり火力に回してよかったかもしれない。

 

モロバレル@メンタルハーブ

特性:再生力 水テラスタル
219-x-121-105-115-44 (図太い H236 B156 D116) ※S個体値19
ヘドロ爆弾/キノコの胞子/怒りの粉/守る

・結局ゴリランダーを使いこなすことができず、Bo1だとしてもモロバレルに頼ることになってしまった。レギュレーションE,Fでの最も大きい反省ポイントでもある。

・Sブーストカミが全体的に重く、モロバレルで対応する必要があるものの、挑発を食らっては話にならないので初見殺しの意味も込めてメンタルハーブに。オボンの実でないデメリットは大きいものの、発動機会が多く、挑発を持ってる可能性のあるトルネロスやディンルーにも自信を持って動かせる要素になるので許すことができた。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー(C↑)

特性:古代活性 草テラスタル
155-x-96-188-156-158 (控え目 H196 B164 C124 D4 S20)
マジカルシャイン/シャドーボール/挑発/守る

・水流ほぼ耐えハバタクカミ。ウーラオスへの対処がモロバレル依存になってしまう点を少しでも緩和するのが主目的。Cもなるべく高くしたかった弊害でSがとんでもなく低くなってしまっているが、仕方のないトレードオフと捉えた。

・挑発はガエンバレル絡みの構築(特にガチグマ入り)に勝つために採用。Sブのカミの挑発はメジャーだが、Cブのそれはそうではないので、余計なことを考えずに打ちに行けるのが良かった。

 

トルネロス化身@オボンの実

特性:悪戯心 鋼テラスタル
184-x-111-146-104-155 (臆病 H1236 B164 C4 D28 S76)
木枯らし嵐/追い風/雨乞い/守る

・この構築でのトルネロスの最も大きい役割は、追い風よりも雨乞い(+ウーラオス)と捉えている。これがないとディンルーや壁など極端な受け構築に対して回答が出しにくい。トルネロスを外して構築を回した際は、この要素を埋めるのが難しかった(パオジアンで埋めようとしていた時期が長かったか)。

・パワハブリジュラスの台頭が(多分)決定的となり、トルネロスは次第に襷がメジャーな持ち物に変わっていった。3月末時点で襷トルネロスを使っていた時は割と時代を先取りできている方だと思っていたのだが、4月に入ってから襷トルネロスが強いという共通認識がしっかり広がり、使用者が増えると同時に、対応する側も襷前提の行動を取ることが多いと感じていた。その最たる例がスカーフ水ウーラオスの水流連打でトルネロスを落としに来る動きであり、特に追い風ミラーでこれをやられると非常に困ることが多かった。
 そのため追い風ミラーはもう安定させることはできないものと思っていたのだが、時代の流れを逆行してトルネロスをオボンの実にすることでミラーの水テラ水流連打の動きに強いカウンターができ、逆にイージーウィンに繋げることができると気付いた。また単に場持ちが良くなることで、上述したトルネロス独自の強みである耐久系パーティに対する雨乞いの要素を活かしやすくなる。
 トルネロスは襷でないとパオジアン/ブリジュラス/タケルライコが厳しくなりがちなのだが、いずれもガオガエン/モロバレル/ハバタクカミの存在がカバーしてくれると結論が出たことでトルネロスをオボンの実にする決心がついた。実際やっている中でも相手が認識違いを起こしているのが伝わってくるシーンが多く、ゴツメガエンと並んでお気に入りの工夫である。

 

感想

 構築自体の完成度や工夫の盛り込み方は非常に良く、苦手なルールなりに上手くやったんじゃないかなと思ってはいますが、環境に刺さってたかと言われると微妙で残念でした。本戦中のプレイングもあまり冴えておらず、明確なミスで落とした試合もあったのはもっと残念でした。こういう硬派なの使っても抜けられるってとこ見せたかったな~。

 もちろん多少は悔しいですが、本戦の形式自体が呆気ないものであることもあり、「来年も頑張ろう」という、既にただその思いだけになっています。ポケモンでヘラるのは去年のWCS後にやって、望むもの全部が手に入らないのを覚悟しながらでも、好きな限りはポケモンとずっと向き合ってたいなと思ったので。

 また来年の公式大会までは競技者としてはやることはなくなりますが、その分Youtube活動にはリアル事情が落ち着き次第に力を入れていきたいなと思っています。
 今のところ主にコーチングや海外大会視聴が独自の要素で、特に初中級者の人には一段階上の目線を学ぶ良い機会になってると思ってます。まだまだ色々模索中ですが、是非応援よろしくお願いします。(記事の投げ銭感覚で登録してってくれたら嬉しいです。)

www.youtube.com

 

以上、ここまで読んで頂きありがとうございました。

何かあればTwitterまでお願いします。

https://twitter.com/cona_5757

 

スペシャルサンクス

・構築段階の初期に意見交換してくれたGrand

・直前に韓国環境の情報共有をしてくれたCrystal

・寿司対策考えるための壁役になってくれたナツメグさん

・今年のVGC活動を応援してくれた方々

 

【SVダブル レギュF】デバフ&状態異常+瞑想タケルライコ【PJCS2024第1回予選抜け】

 

 どうもconaです。PJCS2024第1回予選にて113位(24-6 1758)で予選抜けをすることができました。短めですが使用構築の記事となります。

1.構築経緯

 コンセプトはデバフ/毒/積みの3要素の相互シナジーとなっている。

 構築の始まりはサポートウガツホムラに注目したこと。遠吠えにはあまり魅力を感じなかったのでワイブレバクアの完全デバフ型に。ただこれはこれでこちらも倒されないが相手を倒せるわけではない「ただデバフをしているだけ」のターンが量産されることが気になる。そこで耐久型キラフロルで毒をバラまくことで「ただデバフをしているだけ」のターンにも価値をつけようという着想を得た。

 そのため当初はウガツホムラ+キラフロル / 積みポケモン@1の構想だったのだが、ランドロスやキラフロルがあまりに重い点を解決するため、一緒に取り組んでいるミゲルさんからアイデアを貰い、ウガツホムラ→ウネルミナモの変更を加える。しかしブリジュラスやモロバレルが厳しい点はどうしても解決できず、毒をバラまくコンセプト自体が崩壊しているのではということで一時解散の危機に陥った。

 しかしキラフロルではなく、毒を撒けない相手にも役割を持ちやすい毒毒モロバレルの採用によりギリギリコンセプトを保つ。ウガツホムラの不採用によりタイプ的にガオガエンを採用する枠ができたので、水+ガエンバレルの形が偶然にも形成される。

 デバフと相性の良い積みポケモンは当初より並行して色々試していたが、タケルライコが一番使っている期間が長く、最終的にもこのポケモンでないとダメだということになった。本来フェアリータイプに手が出にくい点、迅雷択に負け続けるとどうしても勝てない場合がある点を、毒の要素がある程度解決してくれるという相性の良さに味がある。

 補完枠にはデバフの効かないドドゲザンへの対策を考えるとウーラオスが自然ということになる。対ゴリランダーやモロバレルが気になった結果悪ウーラオスに、ハバユイキラフロルが厳しい点からチョッキ毒テラスとなった。

 最後にパオカイが厳しいのでハバタクカミ。タイプや物理特殊のバランス的にも丁度良かった。

 

2.個体解説

ウネルミナモ@ブーストエナジー(S) 

特性:古代活性 鋼テラスタル
205-92-112-146-124-155 (臆病 H244 B4 C4 D164 S92)
熱湯/ワイドブレイカー/バークアウト/守る

 役割は見たまんま。カミの攻撃含めかなり色々耐えてくれた。相手の水弱点ポケモンが勝手にテラを切ってくれることが多くて嬉しくなることが多い。

 

ガオガエン@オボンの実 

特性:威嚇 飛行テラスタル
202-135-123-x-143-75 (慎重 H252 B100 D156) S個体値20
フレアドライブ/猫だまし/すてゼリフ/挑発

 このパーティに限らず、基本的に調整はDに寄せたほうがいいと思っている。
 モロバレルがあまりに厳しかったため挑発。叩き落とすが欲しいシーンがなかったわけではないが、思ってたよりは困らなかった。

 

モロバレル@メンタルハーブ 

特性:再生力 水テラスタル
219-x-121-105-115-50 (図太い H236 B156 D116)
花粉団子/キノコの胞子/毒毒/怒りの粉

 当初は胞子切りの毒毒採用だったものの、流石に胞子は採用。普通に毒毒の5倍以上は選択している。はぁ。...とはいえ毒毒はちゃんと機能していたし、同じ構築を使いながらも育成ミスで毒毒→守るにしてしまったクロはしっかり苦しんでいた。
 前日まで悩みの種で相手のモロバレルを強く対策していたが、モロバレルの使用率と基本選出の汎用性を考慮し、ガオガエンの挑発に対策枠を移して怒りの粉を採用。おかげで相手のモロバレルがとんでもなくきつくなってしまったものの、悪い選択ではなかった。
 持ち物のメンタルハーブはガチキリン対策の挑発採用の煽りを受けないため。デバフ→状態異常→積みの流れを作る上で、このポケモンが挑発を受けて止まると何もできず負けに直結してしまう。

 

タケルライコ@食べ残し

特性:古代活性 妖テラスタル
232-x-128-187-112-96 (控え目 H252 B132 C100 D20 S4)
テラバースト/迅雷/瞑想/守る

 テラバーストはフェアリータイプに手が出ないことを防ぐためという1点に尽きる。それ以外では竜の波動が勝る場面があまりにも多い。このパーティは基本的にライコにテラスタルを切るのでその点でギリギリ成立した。迅雷切り10万ボルトも試したが流石にパワー不足を感じた。そもそもフェアリータイプに手が出なくても勝てるように毒のコンセプトがあったんですけどね......

 

ウーラオス悪@突撃チョッキ

特性:不可視の拳 毒テラスタル
180-198-121-x-109-118 (意地っ張り H36 A236 B4 D228 S4)
暗黒強打/インファイト/不意打ち/毒突き

 MVP。毒突きが非常に強力。

 

ハバタクカミ@妖精の羽 

特性:古代活性 妖テラスタル
140-x-93-176-156-188 (臆病 H76 B140 C164 D4 S124)
マジカルシャイン/ムーンフォース/シャドーボール/守る

 基本的に受けに回ることの多いこの構築では守るがないと運用できなそうな印象があったため、眼鏡はあまり選択肢になかった。妖精の羽ハバタクカミは若干パワーの低いポケモンではあるものの、ブーストエナジーが発動しない時点で相手は眼鏡だと誤認する可能性が高いため、出したターンの守るは必ず決まる確信が持てることがパワー不足を補うという感覚がある。

 

3.選出

 工夫の余地は多いが、基本的には以下のパターンから考えていた。

ミナモガエン→バレルライコ...コンセプト。一番多い。

ガエンバレル→ミナモライコ...バレルが自由に動けそうな場合は優先的にこちらにしていた。

ガエンウーラ→カミバレル...強い裏選出。パオカイやディンルー系統、壁など出す相手は多い。

ミナモウーラ→カミバレル...対雨ブリジュラスや寿司。ウーラオスのHP管理が難しい。

 

4.弱点

モロバレル

ランドロス

エンテイヒードランなど炎タイプ全般

トルネキラフロル

エルレイド

鉢巻悪ウーラオス

エルテラ

負けん気勝気

クリアチャーム

隠密マント

防塵ゴーグル

晴れ

等多数

 

5.感想

 一先ず去年に続き1回目の予選抜け、そして4年連続の予選抜けとなり嬉しい。......が構築を全然まとめられず完成を直前にしてしまったこと、その割に別に強い構築ではなかったこと、一緒に取り組んでいる人間を振り回してしまったことへの後悔が強い。構築があまり強くない割には、プレイング(と運)が良くて抜けられたな...と思っている部分もあるので、そこは自信にしつつ本戦はもうちょいうまくやりたいです。

 強い構築ができていたら一部有料公開で小銭を稼ぐつもりだったのですが、あまりに有料の価値もない構築だったので普通にブログに書きました。それでも良い記事だと思ってくれた方は投げ銭のつもりでyoutubeチャンネルに登録してくれると嬉しいです。主にコーチングや海外大会視聴などを通じて、理論的なポケモンの解説をしています。

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 調整意図を書いてなかったり、色々雑に書いた部分が多いのでDM頂ければ質問答えます。ここまで読んで頂きありがとうございました。さようなら。

https://twitter.com/cona_5757

【SVダブル レギュE】珠鬱憤パオスタン【S13 最終53位】

S13最終53位 

自信なさすぎて置きに行ったのでとても誇れるものではない

終わるルールなのでメモ書き程度

画像

パオジアン 意地AぶっぱSトルネ抜き残り耐久
テツノカイナ 意地ADほぼぶっぱ
モロバレル 図太いHBほぼぶっぱ
ハバタクカミ 臆病CSぶっぱ
トドロクツキ 陽気ABSベース Bはほぼぶっぱ
炎オーガポン 意地HSベース 気持ちD寄せ

 

-構築経緯

 鬱憤晴らしパオジアンが追い風パのウインディに対して初見殺しができる点に注目。当初は①追い風パに組み込み、②襷ステラで使っていた。しかし、

①追い風パに組み込むのは、トルネ(orゴリラ)パオ@2の選出となる関係上、ウインディを飛ばしたとしても、その後相手の選出全てに対応することが難しいため、ここを安定させるためパオカイナ初手の並びを活用し、スタン寄りに組む方向性に変更。

②ステラと合わせて使うのも、リスクが大きい他にテラス権を初手で切ってしまう関係上、ウインディを飛ばしたとしても、そこまでの差をつけられない場合が多々あり、珠+耐性テラスでの採用に変更。

 という経緯を辿り、珠鬱憤パオ+カイナは確定とした。

 次に主に対ハバタクカミウラオスにおいて、優秀なクッション役兼詰め筋となるモロバレル。珠パオジアンを複数回動かしに行ける点も嬉しい。

 襷ハバタクカミが珠パオジアンが失った行動保証を埋めてくれる点で相性が良い。特殊打点も欲しかったところ。また挑発採用がトリルや身代わり寿司に強い。←年末にランクマで珠パオ襷挑発カミの並びを見ていたので、それを思い出しつつ。

 以上ではゴリランダーなどモロバレルで対応できない草タイプの高火力ポケモンに対して不安があり、また珠パオでは対イエアルマが難しいため、トドロクツキ。S操作を用意しないかつ高火力の全体技もないスタンの形になってきているため、Sブースト3ウェポンが自力で初速を用意しつつ、パオジアンとの相性も良い点で優秀。

 トドロクツキの採用により対ハバタクカミがやや不安になっている点から炎タイプのサイクルパーツが欲しく、食べ残しヒードランを採用したが、主に襷カミとSブーストツキを採用した影響により、全体的に火力不足に陥り、特にテツノカイナの突破が厳しくなったため、炎オーガポンに変更して解消した。

 

-選出

スタン
→パオカミ+ツキバレル、パオカイナ+カミバレル等

追い風
→カイナパオ+ツキorカミバレル ※特にパオカイ系統にはカミバレルが優秀

寿司
→カイナカミ+ツキバレル

イエアルマ
→フェアリーイエッサンとコータスの処理ルートがうまく立てられず、ちゃんと決められなかった。

純正トリル
→カミパオorオガポスタートをベースにトリルを確実に止められそうかを考えて、裏を決める。トリルを決められてしまいそうなら危険度に応じてカイナバレル選出。

 

-強かったこと

襷カミの安定性...例えばカミバレルがテツノカイナと対面した時、マジシャ怒りの粉か、守る胞子かで迷いがちなところ迷わずマジシャ胞子と動けるようなところが良かった。このような行動保証があるため、挑発も非常に使いやすい。

珠鬱憤パオジアン...ランクマをやる上でこのようなイージーウィン要素の有無がメンタルに及ぼす影響が大きい点を再認識できた。WCSへの取り組みでOTSを経験して以降、構築作成における行儀がよくなりすぎ(初見殺しを嫌いすぎ)である傾向を自覚していたため、予選が近くなりつつある今このような成功体験を得れたのは良いこと。

炎オーガポン...選出率は一番低かったが、構築の穴埋めとして非常に良かった。

 

-辛かったもの

Sブーストツツミ、カミ
ヒードラン(というか炎タイプ全般)
隠密マントの方々
鬱憤晴らしを警戒する人
己のプレイングの稚拙さ←当たった人しょうもない試合ばっかさせてガチでごめん

 

-日記

レギュEは序盤はうまくいってたものの環境が煮詰まってきてからどうにも勝てず、うんうん唸ってる内に、プレイングの勘も悪くなりでかなり苦しかったです。それでも最終的には最低限こなせたことには安心しつつも、レギュFで挽回してかないといけないなという危機感が募るばかりです。がんばろう。

 

以上。質問はTwitterにお願いします。

https://twitter.com/cona_5757

あとyoutubeやってるので、そちらもよろしくお願いします。しばらくはブルーベリープロローグの情報発信をすると思います。

cona - YouTube

 

【雑記】コーチング記録 2023/12【SV ダブルバトル】

12月は配信+動画(+DMでのやり取り)でコーチング活動をしていました。以下その記録になります。何考えてポケモンしてるか(するべきか)の参考になれば幸いです。

 

-配信

【コーチング】リスナーを4桁→3桁にしてあげたい!【ポケモンSV ダブルバトル】 - YouTube

-動画

【コーチング】どうしたら4桁から抜け出せる?トルネウーラ講座【ポケモンSV ダブルバトル】 (youtube.com)

 

-配信

【コーチング】リスナーを4桁→3桁にしてあげたい!②【ポケモンSV ダブルバトル】 (youtube.com)

【コーチング】リスナーを4桁→3桁にしてあげたい!③【ポケモンSV ダブルバトル】 (youtube.com)

 

-動画

【コーチング】イーユイを選出するコツとは?ハバカミイーユイ講座【ポケモンSV ダブルバトル】 (youtube.com)

 

-DM

20231224カミユイレンタル - YouTube

A.

1戦目
選出こんなもんだと思います
1T守られて2Tは流石につららトルネ神速セグレでいいかな?結果関係なかったけど噛み砕くではセグレイブがノマテラ神速以外の先制技で落ちない。まあないとは思うけどトルネの鋼テラ霊テラだったり、ゴツメも嫌だ。
カイリュー倒れてゴリランダー出すまで良かったですけど、流石に猫だまし打ちましょう。霊テラ怖かったのと災いの剣乗ってるのが抜けてたからかなとは思うのですが。
最終的に水ウーラオスvs悪ウーラオスの対面なれば勝てる、と考えると処理優先度が高いのは岩オーガポンの方で、最後のターンも氷柱落とし+アクアジェットを岩オーガポンに。(氷柱外しちゃってるし噛み砕くでも足りるかな?)(ここはウーラオスと岩オガポの素早さ関係が分かってなかった?)
こういう最終的に勝ちになる盤面から逆算して倒しに行かなきゃいけないポケモン決めるのは結構大事。

2戦目
選出カイリュー→ウーラオスかなとも思ったけど呼び水シャリがきもいし、これでいいかも
まあ相手のタネが割れてないしこの試合は仕方ない寄りだと思います

3戦目
選出イーユイ→ゴリランダーが個人的な感覚でした(トリルや追い風を貼られたときに工夫が効きやすい)が、ゴリランダーが面倒なのでイーユイでも悪くはないカモ
クレセきついって話だったらカミの挑発とゴリラの猫だましでなんとかできるので、イーユイよりはゴリラの方がむしろありかもしれません。
1Tをウーラ守るでみたのはかなり良い手かなと思います。水テラ水流トルネとかもあるかなと思ったけど、なんかちょっと難しいですねこれ

1戦目の終盤の手順はちゃんと確認して反省した方がいいと思います。あとはそんな見なくていいです

 

20231225カミユイレンタル - YouTube

A.
1戦目
選出はこれでいい ウーラオス出すか若干迷うけど、もしかしたらカミに代えてウーラとかで工夫するかも(凍える風が活きそうな相手がほぼいない)(ベール完璧に防げるのはハバユイだけど)
1Tマジシャ悪波 ウインディの危険度の方が圧倒的に高い

2戦目
イエアルマじゃないの珍しいですね 
イーユイ表に出したいけど守れないしドレディア対面した時に渋いしこれでよさそう
一応裏イーユイ置くくらいならクレセガチクマ展開を考えてゴリラの方が個人的には好み(他の試合も見るにトリルをゴリラのクッション→猫グラスラで凌ぐイメージが若干かけてるのかなという印象はあります)

1Tテラ切ってるのはやりすぎ 襷の可能性もゴテラの可能性もかなり高い 耐性面でも微妙 コータスに噛み砕くと重ねて打ってるならギリわかる??

2Tはかなりドレディアの処理優先度が高いところ 3Tでそうなったようにドレディアの前で結局カミが動きにくい

3Tでこういう行動になったのは仕方ない部分もあると思う(それでもドレディアを倒さないと始まらないか?)

3戦目
なにこれ けど上を取ってきそうなのは持ち物発動したフワライドの追い風からの展開くらい?ハバユイでよさそうではある
ハバユイパオカイかなあ

1T
ただ乗りグラスシードで笑っちゃった 
天邪鬼知らなかった(?)のはドンマイです

4Tは明確にやっちゃったかなというところですが、威嚇+Bアップを考えるとまあ落ちない判断でいいのかなと
あとそもそもカイリューから入るべきかも(ここらへん何考えてたかわからないんですが、ラランテスのSの状況やウインディのスカーフの可能性等考えてぐちゃぐちゃになってる?)

どちらにせよこちらの裏がカイリューなことを考えるとウインディに削りを入れる(神速圏内まで行くと嬉しい)のはマストで、イーユイゴーストテラスタルバクア+ゴリランダー10万馬力とかでもよかった感じは
↑裏を考えるとカイリューにテラスタルを残す必要性が薄い
↑中盤で+ボタンで相手の裏再度確認するの大事です 詰めのイメージ、テラスを切っていいかどうかのチェック

 

Q.

相手2匹のうちどちらがより処理優先度が高いかの判断が難しいです…
この場合ですと、後から見返してみると、火力が高いだけのブリザポスよりも威嚇と先制技のあるウインディのほうが優先度が高いということだとは思うのですが、その場で判断できるためには場数を踏むしかないのでしょうか

 

A.

今回だと単になんの技打たれるかですね+ダメ感
ウインディだと鉢巻雪崩でイーユイ倒れつつ、カミも半分持ってかれてまずい
ブリザポスは一番まずくても馬力でイーユイしか倒れない かつそれでもテラは切ってもらえるか守ってくるはずなので (あと壁構築なのでおそらく鉄壁ボディプレス氷柱守るの構成)

特に今回はブリザポス守るかテラスタルか交代かがとてもわかり易いので、熱風はかなり正解択になりにくいなという気がします

とりあえず序盤考えるのは目の前のポケモンのだけでも大丈夫なので、相手の2匹のポケモンの行動の可能性を考えてそれに対応できるようにって感じですかね

雪崩(鉢巻?)+守る、雪崩+テラ動かし(←馬力?)、雪崩+バック(←引けるやついなくね?)、雪崩+テラなし動かし
↑なんとなく見えるべきはこの4択です 多い!と思うかも知れませんが、ウインディ動くなら雪崩だろうと考えるとそこまで難しくはないのかなと
となると悪波+マジシャでウインディ倒しに行くのが普通

でもう一歩進むと、こっちの悪波絡みの行動に対応した
守る+テラ動かし(←テラしない可能性もあるけど?)、妖テラ雪崩+守る

みたいな筋も加えて見えてきて、お互いそれが見えてると読み合いになるというか 今はここまで45秒でパッと考えつく必要はないかなとは思います

 

20231228カミユイ - YouTube

A.
1戦目
選出ゴリラに代えてハバカミが個人的な感覚です ゴリラウーラだとカイリューがかなり重くなるので ただゴリラのほうがツツミの処理がわかりやすいから難しい

1T不意打ち打つなら右に重ねですかね ゴーストテラのことまで考えたい まあツツミ守るもあり得るので難しいところ

トリル自体は読めなくていいですが、その後はウーラオスが入ったほうが良かったですね ゴリランダー前に置くと結局ずっとイイネイヌがきつくて困ったのは見たとおりだと思います
対してウーラオスならイイネイヌに倒されることなくを倒しにいけるので、パオは不意打ちカミに打ちつつ水流連打で勝ててたかなと(草テラバ出しどっちにしろ無理か?)

若干感覚的な話ですが死に出しはウーラから入ったほうが良くなりやすいです
自然ってなんだ...?って感じですけどね 
具体的に理由を言えば、
①ウーラと並んだときのねこだましのバリューが高いため 今回だとウーラ出してパオが切れると猫ウーラが並ぶ ウーラの守るで猫ウーラを並べられるように調整も効く

②ウーラのアクアジェットは守れないので余計な紛れがない点、ウーラから入って詰めに行くべき

あたりの2点があげるのであれば、具体的な理由ですが、考えずともこういう選択ができるように感覚に落とし込みたいとこだとは思ってます 「詰めはウーラ→ゴリラから入った方が大体良くなるんだな」というレベルの感覚

2戦目
選出諸説ありますがウインディにもうちょい厚くしたかったですね パオカイにウインディから入るのは常套手段なので 最低でもパオカイでアクジェ匂わせる感じはほしい印象

守るシャドボは良いと思います カミ狙うのも落ちはしないのでウインディの削り優先するのではと一瞬違和感ありましたが、次のパオ交代+シャドボを見れるのでこちらの方がずっと良い手になってますね

2Tもかなり良い組み立て

3Tの死に出しはパオからですかね これがもったいなかった 裏がゴリラorウーラor炎ポンであることを考えるとウインもカミも残ってる状況でカイリューを使い捨てたくなかった 役割的にはパオも同じことができましたね なんか1戦目のとこでもかいてますがゴリラウーラにカイリューが強いのは覚えとくと良いです 
これは若干ハードル高い話ではあるので2Tまで良い動きができていたことの方な大事だとは思います(ダメージプランと雪崩受けの両立)

【SVダブル レギュE】竜舞トドロクツキ+モロバレル @4【S11 最終35位】

 こんにちは、conaです。今回は10月のランクマッチで最終35位を獲得したトドロクツキ軸スタンの紹介です。少し特殊なポケモンの採用もありますが、全てのAブースト竜舞トドロクツキ構築に通ずる考え方が組み込まれていると思うので、興味を持って読んでもらえると嬉しいです。

 

1.構築経緯

 当初はミロカロスを使いたいと思って構築を組んでいたのですが、相性の良い高火力物理アタッカーとしてトドロクツキを採用したところ、想像以上に強力だったトドロクツキの方に心惹かれ、こちらを軸に煮詰めたいと思いました。トドロクツキは火力もそうですが、ランクマに多く蔓延るギミック系への耐性があることが特に魅力的と感じていました。タイプ相性上大きく有利が取れるイエアルマは勿論、叩き落とすの存在が強く、ガチトリルや寿司、鉄壁ボディプレスなど相手にも楽に立ち回るためのパーツとなれます。

 AブーストかSブーストか、技はどうするかはかなり長い間決めかねていたのですが、最終的にはトドロクツキ+モロバレルの相性が非常に良いということでAブースト竜舞での採用に落ち着きました。ちょうど都合の良いことに海外大会でも竜舞トドロクツキが結果を残していた()ので、それも参考にしながら必須枠と補完で欲しい要素をまとめました。

 必須枠はトドロクツキに加え下記の3体としていました。

 

モロバレル...トドロクツキとの相性補完が非常に強力で、氷技を除き、トドロクツキが苦手する攻撃の多くを怒りの粉で受けることができます。対して怒りの粉やキノコの胞子が効かない草タイプにはトドロクツキが滅法強いです。またトドロクツキが草タイプに強いということで、無理やり水テラスタル胞子を通しにいく行動が肯定されやすいというのも非常に大きなポイントです。(トドロクツキの出しどころがわからないって人はこの認識が足りないんじゃないかなと個人的に最近思っています。)

テツノカイナ...威嚇が痛い点とフェアリー弱点が被り、お世辞にもトドロクツキと相性が良いとはいえませんが、そんなこと関係なくとても強いポケモンなので絶対に抜けることはないなと思いました。真面目に採用理由を挙げるとしたら、猫だまし竜の舞の筋、テラスタルヘビーボンバーがハバカミの処理ルートとして非常に安定していること、モロバレルとの相互のクッション関係、トルネウーラへの解決策等々でしょうか。

ハバタクカミ...テツノカイナと同様にこれも強いから採用という話もあるのですが、トドロクツキを採用した以上特殊打点が不足してしまいそうな点と、トドロクツキがパオカイに弱い点から外せない枠という認識になりました。

 

 そして残り2枠で欲しい要素を整理し、以下4点を埋めるようにすることにしました。

 ①フェアリー耐性...モロバレルがいるとはいえ、トドロクツキがマジカルシャインに無抵抗な点、またこの構築は追い風パではなく受けに回る展開が多い点から、フェアリー耐性1体では不足しています。

 ②威嚇...必須枠4体のどれとも相性が良いです。そもそも現環境では追い風や壁を入れないなら要素としてほぼ必須の認識をしています。

 ③対トルネ水ウーラ...モロバレルに水ウーラ耐性を頼っているため、トルネと合わせられると簡単に負けやすいです。チョッキテツノカイナで何とか対抗していきたいですが、ゴリランダーやランドロスでしっかり対応される場合も多く、これだけではとても安定しません。

 ④威嚇対策...トドロクツキを採用している以上どうしても欲しいです。最高なのは勝気負けん気ですが、しっかり特殊打点を押し付けられる構造を作って威嚇対策としてもまあダメではないかなという感覚でいました。

 

 で、先人の構築と()これを照らし合わせてみます。(自分の解釈で)補完枠となっているヒードラン/ランドロスですと、以下のようでした。

 ①フェアリー耐性...ヒードランでがっちり受けられる。スカーフランドがハバタクカミの処理ルートにもなれます。

 ②威嚇...ランドロス

 ③対トルネ水ウーラ...ヒードラントルネロスに強いのですが、やはり水ウーラオスがネックになります。

 ④威嚇対策...ヒードランが特殊打点として強力。この構築が最初に出てきたときはヒードランが食べ残しだったので、ランドロス相手に特殊打点を押し付けづらい印象がありましたが、最新版ではシュカの実になっていてテラスタルを切らずとも気軽に熱風が打てるようになっていたので、かなり納得感がありました。

 ということで、ヒードランランドロスの形はトドロクツキ構築に欲しい要素は概ね満たしているもの、③対トルネウーラだけ大きく不安がある状態という印象がありました。実際この構築は海外大会(Toronto Regional)で準優勝を果たしているものの、決勝戦トルネ水ウーラオスを軸とした並びにストレートで負けていて(予選でもストレートで負けている)、ここはやはり改善の余地があると感じました。

 

 そこで、ランドロスヒードランヒスイウインディに役割を圧縮しつつ、別で水耐性を用意する方向で補完枠を考えます

 ヒスイウインディで①フェアリー耐性、②威嚇は用意できました。そして③対トルネ水ウーラ対策となる耐久の高い水タイプかつ④威嚇対策となるポケモン...で考えたところミロカロスが浮かび、結局トドロクツキ+ミロカロスの形に戻ってきました。 

 しかし、ミロカロスは要素を満たしていそうで全然そんなことはない罠でした。特に③対トルネ水ウーラが酷く、トルネロスにウーラオスにもアクション出来る技がないため、本当に盤面にいるだけになりがちで役に立ちません。さらには④威嚇対策の役割についても少し怪しく、選出を上手く合わせないと損することも多いため、かなり不満が多いポケモンでした。

 とはいえ他に良いアイデアも出なかったため、最終日の夜まで基本的にはこの形で使っていましたが、あまりにトルネウーラへの勝率が悪く、やはりこのままではダメだということで③対トルネ水ウーラを今一度考え直すことにしました。するとトルネウーラに打点がなくとも最低限の仕事として欠伸というアプローチがあるという考えが浮かびます。しかしトルネロスの挑発に妨害されるようでは厳しいと一瞬で考えを改めようとしたのですが、水タイプで高耐久で挑発無効で欠伸が打てる都合の良いポケモンがいることに気付きました。

 それが鈍感ヘイラッシャです。確かにヘイラッシャならトルネウーラ系統の猛攻に耐えつつ、欠伸でターンを稼ぐことができます。ウェーブタックルという高火力技もあるので任意のタイミングでトルネロスを倒すのにも苦労しなさそうです。何より鈍感という特性が威嚇無効な点も都合がよく、やや要素として不安は残るものの、そもそもタイプ上ランドロスウインディに強いことを踏まえると、④威嚇対策にもなっているとも言えそうです。

 

 これでダメだったら10月ランクマないしトドロクツキは諦めようと思いながらのヘイラッシャ採用だったのですが、これによりトルネウーラに対して安定感を生み出すことができ、ヘイラッシャの形にしてからは16勝5敗と高勝率でレート2000に乗せることができました。

 なんか最終日突然降ってきたものがドハマりしすぎて困惑しましたが、まあなんにせようまくまとまったので嬉しかったです。よかったね。

 構築経緯は以上となります。

 

2.個体解説

※パーティ画像を再掲

 

トドロクツキ@ブーストエナジー

特性:古代活性 飛行テラスタル
182-183-117-x-122-168 (意地っ張り H12 A60 B204 D4 S228)
叩き落とす/アクロバット/竜の舞/守る

※調整意図
HB:A特化カイリューの災いノマテラ鉢巻神速を87.5%で耐え, A特化テツノカイナのドレインパンチを93.8%で耐え
S:最速イーユイ抜き

-配分

 B方面を特に厚くしました。なるべくパオカイには出さないようにするものの、出さないといけない場合もあるので、無抵抗になりすぎないようにという意味ですが、そうでなくても環境的にも物理方面の攻撃は受けることが多く、特にテツノカイナのドレパンを耐える保証があることは立ち回り上大きな意味を持ちます。
 Sをもう少し削ってAに回す選択肢はあって、火力の不足感と相談して好みになるかなと思います。

 

モロバレル@オボンの実

特性:再生力 水テラスタル
219-x-121-105-115-50 (図太い H236 B156 D116)
ヘドロ爆弾/キノコの胞子/怒りの粉/守る

-配分/オボンの実

 ハバタクカミを始めとした特殊打点も幅広く受けて欲しいので、B特化はせずにDにも回しつつ、持ち物もゴツゴツメットではなくオボンの実で採用しました。ゴツゴツメットはテツノカイナ+モロバレルでの水ウーラオス処理がしやすいことが最も強力な点ですが、それ以上にモロバレルの怒りの粉が打てる回数や、集中を無理矢理耐えてキノコの胞子を通すシーンを重視していました。一応積み構築ですし、こっちのほうが自然なんじゃないかなと思っています。

 厳密には理想的な配分ではない点、そのままパクる際は注意してください(オボンの実なのに4n-1)。それとは別にSは振るかどうかやや迷いどころです。最遅赫月ガチグマがS実数値51なので。モロバレルミラーの数やそれに対する立ち回りと相談になるかなとは思いますが、多分上げといたほうが嬉しいことが多いと思います。

 

-ヘドロ爆弾

 対水オーガポンを重視して入れましたが、それ以外の点でも想像以上に強かったです。特によかったのは、モロバレルが最後1体残った時のタイマン性能で、花粉団子だとハバタクカミやテツノカイナ、水ウーラオスにワンチャン残らないのですが、ヘドロ爆弾だとこれらのポケモンと1vs1を作れれば勝ちという展開を目指せるのがかなり扱いやすかったです。ランドロスを採用しなかった影響はあるかもしれませんが、サイクルを何度も回す展開が起こりにくかったので、花粉団子が欲しい場面よりもヘドロ爆弾が嬉しかった場面の方が圧倒的に多かったように思います。

 

 

テツノカイナ@突撃チョッキ

特性:クォークチャージ 毒テラスタル
240-198-129-x-107-85 (意地っ張り H84 A156 B4 D148 S116)
ドレインパンチ/ワイルドボルト/ヘビーボンバー/猫だまし

-配分

 申し訳ないのですが、特に意図はないです。トルネウーラがどこまでいっても厳しいのでなるべくAを高くしましたが、どちらもワイルドボルト1発では倒れないことが多いので少しおかしい気もします。Sはミラー意識でかなり上げましたが、これも耐久と合わせて何となくのラインです。うーん。

 

-毒テラスタル

 やや珍しいですが、ハバタクカミの処理優先度が高い関係上、初手で無理矢理テラスタルを切ってヘビーボンバーを打ちに行くことが多く、この時水テラスタルだと裏の草タイプやテツノカイナに弱点をつかれてしまうシーンが多いのが悩みどころでしたので、弱点の少ない毒テラスタルで採用しました。

 地面弱点が被るのがデメリットですが、そもそもランドロスの前でテラスタルを切って行動しに行くシーンはかなり少ないので、そこまで気になりませんでした。どちらかというと雨水流連打が受からないことが痛く、ヘイラッシャを採用するまでは水テラスタルの個体を主に使っていました。

 

 

ハバタクカミ@拘り眼鏡

特性:古代活性 妖テラスタル
140-x-93-175-156-189 (臆病 H76 B140 C156 D4 S132)
マジカルシャイン/ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム

※調整意図
HB:陽気パオジアンの氷柱落としを確定耐え
S:意地っ張りパオジアン抜き抜き

-配分

  調整意図に記載の通り、パオジアンを強く意識しています。対パオカイの役割にもかなり期待していたため、このような形にしました。

 Hは削れるだけ削ってなるべくCに回せるように。Hにいくつか回して特殊方面の乱数を良くする選択肢もありますが、それよりも相手を倒せるリーチを少しでも伸ばしたほうがこのポケモンには合っていると思います。

 ちなみにパオジアンの陽気氷柱の乱数は怯みも考えると甘えるべきではないと個人的には思っています。そもそも27%(+急所)で負けなのに、それ以上ダメな確率を増やすのはまずいという感覚。同じ理由で蔦棍棒耐え調整とかもなるべく低乱数は切りたくないです。

 

-パワージェム

 4枠目にかなりおすすめです。あるだけで炎オーガポンやウインディに対しての立ち回りに幅が出ます。

 

 

ウインディ(ヒスイ)@拘りスカーフ

特性:威嚇 水テラスタル
171-183-100-x-100-142 (意地っ張り H4 A252 S252)
フレアドライブ/岩雪崩/神速/インファイト

-拘りスカーフ

 構築経緯で触れましたが、このポケモンランドロスヒードランを圧縮したポケモンとしての採用だったので、スカーフランドロスが持つスイープ性能が出せるようにスカーフを持たせました。命の珠などで神速にパワーを持たせる形もありましたが、スイーパーとしてはやはりハバタクカミやパオジアン、オーガポンの上から岩雪崩が打てることが非常に強く、狙い通りの使用感でした。

 

-インファイト

 ほとんどヒードランピンポイント意識の採用です。

 

-水テラスタル

 ウーラオスの水流連打を無理矢理受けて動きたい場面があったので、水耐性を持たせました。しかしゴリランダーのグラススライダーで縛られてしまうようになるのが気になったので恐らくドラゴンテラスタルの方がいいと思います。

 

 

ヘイラッシャ@食べ残し

特性:鈍感 毒テラスタル
248-143-136-x-116-56 (意地っ張り H180 A76 B4 D244 S4)
ウェーブタックル/身代わり(ヘビーボンバー)/欠伸/守る

-配分

 こちらの構築での使用個体の流用です。単体性能を重視して、火力を多めに取りましたが、あまり正解はよくわからず。いざ攻撃技を打った時に火力が低いのはあまり好きではないので、なるべく火力に寄せたいという感覚はあります。

 

-身代わり/ヘビーボンバー

 ランクマッチ使用時はハバタクカミへの打点を意識してヘビーボンバーでしたが、最近はモロバレル相手を強く意識して、身代わりを採用しています。モロバレルと並べることで、相手のモロバレルを完封しつつ眠りをばらまくことができます。

 

 

3.選出

 プレイしていて多かった選出を記載しているだけで、あくまで一例である点に注意してください。そもそもトドロクツキを出すかどうかを含め、色々な出し方があって面白いと思います。

 

-基本

ウインディ+ハバタクカミorヘイラッシャ/ モロバレル+トドロクツキorハバタクカミ

 全体的にモロバレルを通すことに重きを置いています。上述の通りトドロクツキがいれば草弱点がほぼ気にならなくなるのでテラスタルはかなりモロバレルに回していました。キノコの胞子でテンポを取りつつ、最終的にトドロクツキでの全抜きやハバタクカミ+ウインディでのスイープを見る展開が多かったように思います。

 

-追い風

ヘイラッシャ+ウインディorテツノカイナ / モロバレル+ハバタクカミorトドロクツキ

 ヘイラッシャでうまく盤面を操作して、後発のポケモンを通せるようにできるといいです。安易に欠伸連打をせずに必要な場面でウェーブタックルを押せると尚いいと思います。自分はこれが下手で何戦か落としてしまいました。

 

-ガチトリル/イエアルマ/寿司

トドロクツキ+モロバレル / @2

 トリルとイエアルマには圧倒的に有利だと思います。上から叩き落とすと下から胞子で挟むイメージで。
 対寿司はキノコの胞子や怒りの粉を散らつかせることで、合体一丁上がりでトドロクツキが即死する筋だけうまく避けつつ、食べ残しを叩き落とせば一気に楽になるイメージです。

 

-壁

ハバタクカミ+モロバレル / トドロクツキ+ウインディ

 最近の壁構築はモロバレルへの対策が非常に甘いです。キュウコン+セグレイブ以外には明確に有利だと思います。

 

 

4.終わりに/雑感

 読んでいて気付いた人もいるかもしれませんが、構築としてかなりモロバレルへの依存度が高いです。世間のモロバレルへの対策の甘さをついているというか。もう少し環境が進んだらモロバレルへの依存度を下げていかないといけないような気がします。例えばサーフゴーが非常に厳しい。特に威嚇+悪巧みのものは適切にトドロクツキを通せないとすぐに詰んでしまいます。(対サーフゴーに限った話で言えば、きついのはヒードランを抜いたせいでもあるんですが)

 出てない身で言うのも本当になんなんですが、ポケパラはモロバレルが優勝すると思っていて、実際トップカットを見るとモロバレルは非常に刺さっていたように思います(特に対寿司)。しかしモロバレル入りのスタンを使いそうな人間がみんな追い風に流れたせいで、あまり環境が回らなかったという後方腕組み考察をしていました。

 ということでこの構築もいつか賞味期限が来るんだろうなと思いつつ、結構独自性と納得感があるように仕上がったので満足しています。選出や立ち回りの幅が広く、BO3で真価を発揮する構築だとも思うので、是非ランクマに限らず使用してみてください。

 

5.宣伝

①じゃんきーさんという方のサーバーでBO3のフリーマッチができるシステムが導入されています。見た目の1億倍簡単に参加できるので、BO3の入門や腕試しに是非。折角恒常的に簡単にBO3できる環境あるのに、参加プレイヤーが少ないのは勿体ないな~と思うので、少しでも盛り上がってくれると嬉しいです。

(詳細は以下のツイートから)

 

②こっちは僕の話ですが、最近Youtubeライブ真面目にやり始めたので、見てもらえると嬉しいです。率直な環境考察を話している他、質問もなんでも答えているので、初中級者の人に特におすすめな気がしています。

t.co

 

 以上です。構築に関して質問等あれば、上のYoutube配信かTwitterまでお願いします。

 ここまで読んで頂きありがとうございました。

cona (@cona_5757) / X

 

【SVダブル レギュE】一般アノホラグサ【しずくオフ ベスト4】

しずくオフベスト4。簡単に解説。

 

構築経緯

①使いたい 

強そう。使いたい!

この指+全体技が強いと聞いたのでやってみたい。追い風とマッチしてるかは不明。

 

②とてもキツいイエアルマ対策の悪枠 

ウーラオスはあんまりイエアルマ対策になってないので、イーユイじゃないといけなそう。この指水オーガポンとも相性が良さそうだ。持ち物は後から決めよう。

 

ランドロス、パオカイどうする?

?? 水オーガポンとタイプ被って気持ち悪い。いやどちらかというと水被りよりは飛行弱点かぶりの方が気になるかも。あと対カイリューが苦手。なので却下。

 

ランドロスは上から火力で倒すことに。Bに厚めでパオカイにも強く出れるはず。あと眼鏡サーフゴーがいるとトルネロスがお盆にしやすくて良い。

 

④ハバタクカミ

パオカイまだ面倒だしB厚めがいいな。

 

以上。

 

個体解説

トルネロス@オボンの実

特性:悪戯心 霊テラスタル
186-x-97-146-104-168 (臆病 H252 B52 C4 D28 S172)
木枯らし嵐/凍える風/追い風/守る

・眼鏡サーフゴー(とか鉢巻ヒスイウインディ)がいるとメンタルハーブも挑発も要らないと思う。強い技と持ち物詰め込めてよかった。

 

アノホラグサ@気合の襷

特性:風乗り 霊テラスタル
131-183-90-x-90-142 (意地っ張り H4 A252 S252)
ポルターガイスト/パワーウィップ/影打ち/力を吸い取る

・強かった~~。

・力を吸い取ると守るは一長一短。どっちかっていうと守るの方が欲しいカモ。あーでもランクマなら寿司いるし、力を吸い取るかもな。

 

水オーガポン@井戸の面

特性:貯水 水テラスタル
187-165-132-x-118-135 (意地っ張り H252 A76 B132 D12 S36)
棍棒/ウッドハンマー/この指止まれ/ニードルガード

・追い風なのに火力削ってどうかな~と思ってたけど、単体高火力をアノホラグサが担ってくれてたので、この指のバリューが増える耐久振りが活きる場面の方が多くて良かった。

 

イーユイ@拘りスカーフ

特性:災いの珠 炎テラスタル
145-x-101-189-141-152 (控え目 H116 B4 C132 D4 S252)
熱風/オーバーヒート/悪の波動/バークアウト

・追い風がない際の初速が足りないと感じたので、持ち物は拘りスカーフに。ハバタクカミをSブースト凍える風にする選択肢もあったが、追い風パには合わないと思ったのでイーユイで初速を稼ぐ形に。

・技もなんだかんだ全部使ったし良い選択だったと思う。この指とまれと合わせてダメージを稼ぐ展開を予想して炎テラスタルの選択だったが、こちらも使ったため良かった。

 

サーフゴー@拘り眼鏡

特性:黄金の体 鋼テラスタル
181-x-131-190-112-114 (控え目 H148 B124 C156 D4 S76)
ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック

・パオカイ意識でかなりB集めに。パオジアンの意地不意打ち耐えのはず。

・Sは追い風下で意地スカーフウーラ抜いてればいいかと思ったら、陽気スカーフランド抜けてなかった。「(あれこれ抜けてないよな?でもまあ地団太耐えるしいいか)」と思ってたら、急所で飛んでってわろた。

 

ハバタクカミ@妖精の羽

特性:古代活性 妖テラスタル
143-x-101-171-156-180 (控え目 H100 B204 C4 D4 S196)
ムーンブラスト/マジカルシャイン/シャドーボール/守る

・Sをオーガポン抜きかつBも確保しつつ、Cブーストにするとなると努力値が足りずムカついたので、妖精の羽で妥協。当然交代することはほぼないので、無理してでもCブーストにすべきなのかも?

・無難に入れただけあって無難に活躍してくれた。ミラー相手のトルネハバタクカミや、スタン相手のオーガポンハバタクカミが初手安定するのでBO3では結構投げた。

 

終わりに

 アノホラグサ強かったです。意外と選出幅ある上、トルネ+アノホラグサorサーフゴーの選出圧を活かした駆け引きも可能なので、むしろBO3向けに感じました。

 一方ドドゲザンがめちゃくちゃきつくて困りました。イーユイハバタクカミを外して、水ウーラオスを採用する方向がいいかなとぼんやり思いますが、興味ある人にあとは任せます。

 短いですがここまで読んで頂きありがとうございました。さようなら。